対局名   FF会 例会 
対局日 2004/08/10
場所  囲碁サロン 慶
対局者
黒番  小林 守克
白番  糸永 忠生
結果 黒中押し勝ち




         
岩月さんのコメント
負けた糸永さんの不調ぶりが目立つ。ゆっくり、
急所を逃さず打っていれば仲々負けにくい棋勢だった。
大石の死活にもう少し感度を上げることが望まれる(中国人にいわせれば私を含めて日本人は死活に弱いとのことです)。
(1)黒19は数年前に流行った韓国流。この場合白26は22の下にのびるべき。黒が
  受けたのち、26の所に打てば良い。
(2)右辺下の白石は周辺の黒の勢力が強いので相当警戒すべき。従って黒に43と迫られた
  とき、白44は40の上にぶつかり、次いで黒は43の左にのびる。ここで白は42の右に
  打ち辛抱して活きるのが良い。
(3)白52は悪手。簡単に白大石を安定させることができた。白52は53のところに切り
  込んで様子をみる。黒がこの1子を取れば星(3の左)に断点を生じる。白はそれを
  含みにして41の2つ下へケイマして黒の手入れを促す。黒が手入れしたら白は56の左
  へイッケンに飛んでおけばこの白は安定するし、左辺の白模様形成にも役立つ。
(4)黒67以下の打ち方は、自陣を固めてはいるが白地もしっかり確定させているので
  75点くらいというところ。黒79では33の2路上にとび白を封鎖、この白は生きていないので
  隅を守る。それから79と打てば黒厚いと思う。
(5)白94では黒111のところへ打ち、まず大石の活きを確かめるのが先決。白116では110
  の2つ上へイッケンに飛び大石の安泰を図るのが良い